大注目!元祖MS・モビルワーカーについて知るべき〈5つのこと〉2/2ページ目




ガンダム

製造メーカー

ジオン公国に本社がある機械メーカー・ジオニック社が製造。ミノフスキー博士の協力を得て史上初のモビルスーツを開発する。

ちなみにジオンのモビルスーツを手がけていたメーカーは、その他にドム・ギャンなどを生産した「ツィマット社」、ズゴック・ザグレロなどを生産した「M.I.P[1]エム・イー・ペー社」がある。

種類

モビルワーカー MW-01 01式 初期型

全高16.7メートル、全幅14.6メートル
ランバ・ラルをともなって視察に訪れたドズルの前で、極秘ルートで入手したガンタンクと対決。パイロットはオルテガ准尉。
ガンタンクの射撃を盾で防ぎながら突進し、右腕のクローでガンタンクの首をもぎ取り、モビルワーカーの優位性を示した。
頭部には単眼型可動式カメラのモノアイが採用されており、のちに引き継がれるザクを彷彿とさせる。
短所としては、背中に背負った動力用融合炉がまだまだ大型であったために、機動性や運動性では難があった。 
ちなみに宇宙世紀0077点ごろに融合炉の小型化が成功し、実践兵器としてモビルスーツは飛躍的に進化することになる。

モビルワーカー MW-01 01式 後期型

全高16.7メートル、全幅14.6メートル
初期型の改良発展型。両腕部がアタッチメント式になり、マニュピレーターやクローなど、運用に合わせたパーツ換装が可能になった。
劇中ではランバ・ラルとマッシュとの模擬戦闘に使用されている。ランバ・ラル機は青、マッシュ機は赤のカラーリングである。

モビルワーカー MW-01 01式 最後期型

全高15.0メートル、全幅11.4メートル

後期型のさらに改良したモデル。より人体に近いフォルムと機動性を獲得した。ただし、懸念の動力用融合炉の小型化は実現せず、結局兵器として採用されることはなかった。

モビルワーカー MW-01 01式 最後期型 宇宙仕様

全高15.0メートル、全幅11.4メートル

宇宙空間での一般作業用に採用されたモデル。デブリ回収作業などで活躍。

モビルワーカー MW-01 01式 コロニー塗装仕様

「ブリティッシュ作戦」[2] … Continue readingの準備段階、サイド2「アイランド・イフィッシュ」の住民虐殺の際、コロニーの採光部を塗りつぶして外部が見えないようにした。その上でGGガスが注入され、コロニーの住民は皆殺しにされた。

ちなみに住民虐殺に先立ってジオン公国軍はハッテに侵攻しているが、ランバ・ラルはモビルスーツで出撃し、ハッテ住民を殺戮している。もしかすると歴史上はじめてかもしれない、モビルスーツが生身の人間に牙をむいたのだ。

ヴァッフ YMS-03

全高17.34メートル、全幅8.8メートル

トレイフ・Y・ミノフスキー博士が提案した試作機。

モビルスーツ開発の最大の障害となっていた動力用の溶鉱炉の小型化が実現し、宇宙空間での自在な機動性を獲得。

モビルワーカーの大きな融合炉は過去の遺物になったのである。

参考:『永久保存版 機動戦士ガンダム THE ORIGIN ヒストリア」(宝島社)、『別冊宝島662 僕たちの好きなガンダム』(宝島社)、『ガンダムの常識 一年戦争編』(双葉社)、『機動戦士ガンダムMS大全集2013』(アスキー・メディアワークス)など

脚注

脚注
1 エム・イー・ペー
2 宇宙世紀0079年1月10日、戦争の早期決着を目的として、サイド2ハッテのマザーバンチ・スペースコロニー「アイランド・イフィッシュ」を地球に落とした作戦。劇中のやりとりから、発案はギレン・ザビだと思われ、実行責任者はドズル・ザビだと判断できる。
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