ルカクが受けた人種差別について、コンパニの核心をつく指摘!セリエAやUEFAの問題点!




サッカー
今シーズンからセリエA・インテルに加入したロメル・ルカク。問題のシーンが起こったのは第2節カリアリ戦。
1-1で迎えた72分、インテルはPKを獲得し、ルカクがキッカーを担当。その際、一部のカリアリサポーターが、黒人差別の際に用いられる「モンキーチャント(猿の鳴き声)」でルカクを揶揄していた事件。ルカクは動じず、PKに成功しましたが、またも起こった残念な出来事でした。
これに関しては様々な批判が出ていますが、問題は、カリアリのファンは過去にも人種差別問題が取り沙汰されてきたにも関わらず、制裁が科されたことはないという事実です。
セリエAやFIGC(イタリアサッカー協会)はこれまでの事例に関して、「主審がチャントを確認していない」や「差別を行ったのは観客の1%にも満たない人数」などの理由を制裁を科さない根拠としているのです。
さて、この点に関して、ルカクと同じベルギー代表で、今シーズンからアンデルレヒトで監督兼選手をしているヴァンサン・コンパニが鋭い指摘しているので紹介しておきたいと思いました。
 
「問題のすべては、この事件に関して何らかの決定を下さなければならない人たちにさかのぼることができます。問題は組織にあります」
 
 
「本当の人種差別は、組織の中に、ルカクが何を経験しているのかを本当に理解している人がいないということです」
 
 
「UEFA、FIFA、イタリアやイングランドのリーグを運営する組織内に、人種の多様性がほとんどありません。これでは正しい制裁を下すことなどできません」
(海外ウェブサイトsporza.)
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