カテナチオの進化版!コンテの真骨頂!3バック→5バックへの可変!そのメリットとデメリット




サッカー
2019/20セリエA最大の注目クラブは、新たにアントニオ・コンテが率いることになったインテルでしょう。まだ始まったばかりでさすが、僕が特に考えたいと思っているのがコンテのチームの守備です。

コンテのチェルシーの旋風!

遡ること2年、イングランドプレミアリーグ2016/17シーズン、チェルシーは、ユベントスやイタリア代表で成功したコンテ監督の方式を採用することによって旋風を巻き起こしました。
チェルシーの基本フォーメーションは3-4-2-1。3バックを基本としながら、守備時には両サイドが引いて5バックになります。

5バックのメリット

5バックの利点は、攻撃側からみた時のゾーンディフェンス攻略のポイント、つまり弱点をカバーできる点です。
その弱点とは、①サイドバックとセンターバックの間のスペース②センターバックとボランチの間のスペースですが、このどちらも消しやすいことです。
また、5バックなのでセンターとサイドの間のスペースはほぼ存在しません。バイタルエリアについては、中央の3人のうち1人が早めに前に出て潰します。中央には2人が残っているので危険は少ないと言えます。

5バックのデメリット

5バックの構造上の弱点は、ずばりウイングバックの手前です。ボランチの横のスペースが空くと表現してもよいでしょう。
コンテは、この弱点を、イタリア代表では3人のMFがスライドする形で守り、チェルシーでは2シャドーが引くかたちで何とかしていました。
いずれにしても、まず上下動の走行距離が長いウイングバックには多大な運動量が要求されます。手前のスペースを埋める選手たちにも相当の走力が必要になるのです。全体的にインテンシティーの高い、フィジカルの強さを前提とした戦術のため、体調管理が重要であることは言うまでもありません。
以上、「カテナチオの進化版!コンテの真骨頂!3バック→5バックへの可変!そのメリットとデメリット」でした。
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