どっちがより嫌い?チェルシー04/05とマンチェスターシティ09/10…お金、お金…金満クラブ…モウリーニョも主役の一人…




サッカー

チェルシーとマンチェスターシティもはや記憶が薄れつつある、金満クラブとしての過去に改めて目を向けておきましょう。プレミアリーグの見逃してはならない側面を表していると思います。

チェルシー(2004-2005)

ホセ・モウリーニョはイングランドに大きな称賛をもって迎えられ、モウリーニョ自身も「新鮮な空気を吸っていた」と言っていました。

しかし、ロマン・アブラモヴィッチの現金の大量注入によって、チェルシーは人気のないクラブになりました。アブラモヴィッチは当時2000万ポンドもの資金を投入したと言われています。

それによってチェルシーは、2004年の夏に、パウロ・フェレイラ、ペトル・チェフ、アリエン・ロッベン、ディディエ・ドログバ、ティアゴ・メンデス、リカルド・カルヴァーリョ、イジー・ヤロシークなどを獲得しました。

そしてチェルシーは50年ぶりにリーグタイトルを獲得しました。さらにリーグカップの決勝戦でリヴァプールを破って優勝しました。

モウリーニョ監督には、チャンピオンズリーグの準決勝において、リヴァプールが不正行為をしていると非難するなど、傲慢というか、横暴というかそんな監督というイメージがついてしまいました。

さて、こういったチェルシーのイメージは、まさに今季2019-2020に〝レジェンド〟ランパードが監督に就任し、生え抜きの若手を積極的に起用し爽やかに飛躍する姿によって、完全に払拭されたと言えるでしょう。

マンチェスターシティ(2009-2010)

09/10シーズンは、シティがイギリス国内で最も嫌われ、最も中傷された時期でした。

チェルシーと同様に、マンシティは2008年にシェイク・マンスールによって買収されました。

ロベルト・マンチーニ監督に率いられたマンシティは、世界中の選手と契約しただけでなく、国内の有望な選手も連れてきました。

アストン・ヴィラのガレス・バリー、ブラックバーン・ローバーズのロケ・サンタ・クルーズ、マンチェスター・ユナイテッドのカルロス・テベス、エバートンのジョレオン・レスコット、アーセナルのコロ・トゥーレとエマニュエル・アデバヨールの2人と契約しました。

アデバヨールとテベスは元クラブと対戦で得点してセレブレーションを行い、ナイジェル・デ・ジョン、スティーブン・アイルランド、クレイグ・ベラミー、ロビーニョ、アダム・ジョンソンもチームに加わり、マンチェスターシティはお金の力で生まれ変わりました。

さて、こういったシティのイメージは、ペップ・グラウディオラの就任によって、革新的なサッカーを展開する先進的なクラブというイメージに塗り替えられて、今に至っていると言えるでしょう。
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