イサック・クエンカ、サガン鳥栖やベガルタ仙台でプレーせざるを得ない理由!故郷のクラブに復帰したいが…




サッカー

日本ではクエンカは元バルセロナの選手として知られていますが、クエンカ本人は故郷のクラブCFレウスに特別な思いをもっているようです。そこで再びプレーしたいでは、なぜ日本にいるのでしょうか?

キャリアを振り返って

故郷レウス

クエンカはカタルーニャ州タラゴナ県レウス出身。ユース時代をCFレウスで過ごし、2009年夏、FCバルセロナへの新しい道を歩き出しました。

その後、さまざまなクラブを経て、イスラエルのクラブでの優勝に貢献した後、つまり来日する直前ですが、本当は故郷のCFレウスでプレーしたいという夢をもっていたようです。

レウスの経済問題

しかし、現在までレウスの経済的な問題が解決せずにいます。実はこれがクエンカが2019年にサガン鳥栖に移籍した背景だったようです。

詳しい経緯

復帰は既定路線だった!

もう少し詳しく経緯を追ってみましょう。2018年、サガン鳥栖に移籍する前年、クエンカはイスラエルのクラブから故郷のレウスに復帰する予定でした。実際クラブでトレーニングまでしていました。

リスペクトされていない憤り

しかし、レウスがラ・リーガが決めているスペイン2部の最低賃金を払うことが不可能であったため、クエンカの選手登録ができませんでした。

クエンカ自身は「ビルバオのエチェベリアやPSGのベッカムのように無料でプレーした選手がいることを私は知っているので、私のキャリアに対する敬意に欠いています」と、給料にこだわらない主旨を述べていましたが、やはり許されませんでした。ちなみに、この一悶着は、当時スペインのサッカーメディアで小さな話題にはなっていました。

続くレウスの危機

さて、28歳という、フットボーラーとしては旬な時期に至った2020年、クエンカはレウス復帰を願ったのかもしれませんが、レウス(2019-204部所属)の、クラブとしての危機は消えていません。

スペインでは2部までがプロで3部以下はセミプロもしくはアマチュアです。3部だけでも80チームあります。そのうち2部に昇格できるのはシーズンで4チームのみ、そんな厳しい下部リーグで、ましてや4部では

悲運のフットボーラー

ゆえにクエンカは、少なくとももう1シーズン、日本で、Jリーグでプレーすることになりました。2020年シーズンはベガルタ仙台での彼の新しい挑戦です。悲運のフットボーラー、イサック・クエンカを応援していきたいと思います!

参考:スペインメディア「DIARI de tarragona」など

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