風間八宏元名古屋グランパス監督のコラムがサッカーダイジェスト2020.1.23号で始まりましたね。タイトルは「自分に、期待しろ」!
その1回目が興味深かったので、要旨をまとめておこうと思います。(もちろん詳しくは雑誌の原文を読んでください。)
〝見る〟の重要性
新連載最初のテーマは「〝見る〟」。選手に向かってのメッセージとして、何が見えているか?を意識化しなさいという内容でした。キックやトラップ、あるいはスプリントという技術は大切だが、その前に〝見る〟ことを忘れるなということです。
〝見る〟べきポイント
さて、その〝見る〟べきポイントの具体例としてあげられていたのは、相手の膝の動きを〝見て〟体重移動を予想して逆を狙うべきという点でした。
神々の〝見る〟
風間氏やジーコ(鹿島アントラーズテクニカルディレクター)は、現役時代、膝よりも細かく、足のつま先の動きまではっきりと見てプレーしていたそうです。
ファンやサポも〝見る〟は大切
そしてさすが風間八宏氏です、私たちファンやサポーターにとっても〝見る〟は大切であると議論を展開します。
最近はシステムや戦術論などがひとり歩きしている気もしますが、大事なのは自分の目で見て何を感じるか。
例えば、ある選手が一本のスルーパスを出したとする。そのプレーを「あれは凄かったね」で終わらせるのではなく、「あのパスはどこを見ていつ判断して出したんだろう」と突き詰めて考えれば、世界は広がる。
なるほど!〝見〟てみよう
良い先生の条件
これを読んだ時に僕は感じました、当たり前のことなのだけど、言われてみると「なるほど!」と思わせる、それは良い先生の条件なのだろうと…
さしあたって、そういったビジョンがある選手のプレーが何を〝見て〟いるのか?注目してみたいと思いました。
誰が良い教材か?
初級編としては誰が格好の教材でしょうか、シティのデ・ブルイネ、アーセナル のエジル、スパーズのエリクセン、ユナイテッドのマタ、ソシエダのウーデゴール、マジョルカの久保…ふむふむ、またサッカーがより好きなり、同時に楽しみになりました。
ところで、余談ですが、U-23アジア選手権1次リーグ敗退という衝撃を受けて、森保監督に代わっての指揮官に風間氏の名前があがっているようですね。そうなれば、攻撃的なサッカーを魅せてくれそうで楽しみが増えますね。