「スカサカ!ライブ#139」で都並敏史氏が興味深い解説をされていたので、勉強になりました。
セレッソ大阪のロティーナ監督は、勝ってる時/負けている時で、攻め方を変えるというものです。
都並氏は、それを、サイドバックのポジショニングと、ボックス内の人数に注目して明らかにしていました。(2020.2.16ルヴァンカップ松本山雅戦)
負けている時の戦術
そもそもセレッソ大阪のサイドバックは、ご存知の通り、丸橋祐介も松田陸も、敵陣の高い位置で積極的に攻撃参加し、ドリブル突破やクロスを演出します。
さて、負けている時の攻撃。
ボックス内に人数をかけて怒涛の攻撃
サイドバックがクロスをあげようとする時、ボックス内は…5人!
超攻撃的になっていますが、クロスを上げた直後、サイドバックはすぐに守備的に引いていきます。
バランスを忘れない!
前がかりになってしまわないように、守備とのバランスをすぐにとらうとするのです。
このリスクマネージメントは、ロティーナ監督による意識づけの結果でしょう。
こらは昨シーズンから続くセレッソの堅い守備力をよく表しています。
同点の時(勝っている時)の戦術
その一方で、同点の時や勝っている時。
最少人数で!
サイドバックがクロスをあげようとする時、ボックス内は…3人!
あらかじめ、より早くリスクマネージメントしているのです。
局面ごとの対応
なるほど!チームが置かれた状況にやって攻め方をはっきりと変えて、超攻撃的な部分と、堅い守備力を両立させているのですね。
つまり、ロティーナ監督は、オラオラ行く時と、ガチガチに引く時の、対応の違いをしっかりと選手に伝えているのでしょう。
これは全く偶然ではないでしょう…局面によって対応を変えるのは、セレッソがやってきたことだし…知将・ロティーナ恐るべし…彼が率いて2年目のセレッソには期待がますます高まりますね。
都並氏が気づいたきっかけ
バルセロナがチャンピオンズリーグとかで、勝ってる時と負けている時(ホームとアウェイ)で攻め方を変えていることに気づき、セレッソもロティーナ監督が、それを取り入れているのではないかと思ったそうです。