セティエン監督になって以降、バルセロナはかつてのポゼッション率の高いサッカーを志向し、再び本来の輝きを撮り戻しつつあるセルヒオ・ブスケツ。
2019-2020チャンピオンズリーグのラウンド16 第1戦 vsナポリ戦でも、結果は引き分けだったものの、ブスケツ個人はMOM級の活躍をしていたと思います。カンプ・ノウでの第2戦のためにも、彼がスタメンでいることの価値をデータで振り返っておきましょう。
まずバルサの対イタリア勢に対する相性の悪さ
実はFCバルセロナは、イタリア勢と相性が良くありません。特にアウェイでの成績は最悪に近いです。ナポリ戦のドローはその〝ジンクス〟通りになってしまいました。
FCバルセロナは、チャンピオンズリーグにおけるイタリア勢(D2 L4)とのロードで行われた過去6回のノックアウトステージゲームすべてで勝つことができませんでした。
具体的には、Optaによると、引き分け2、負け4です。なんと!バルサにとってセリエAのチームは天敵であり、イタリアの地は鬼門なのです。高い壁なのです。
データからわかるブスケツの奮闘
そんな中でブスケツはチームのためにすばらしいパフォーマンスを見せていました。データで確認してみましょう。
Sergio Busquets vsナポリ(away)
- タッチ数( touches )134
- パス数 (passes attempted )121
- パス成功数(passes completed )109
- 敵陣でのパス数(passes in opp)86
- インターセプト(interceptions ボール奪取) 6
- タックル数( tackle)1
- チャンスメイク数(chance created)1
- セカンドアシスト(second assist アシストのアシスト)1
- イエローカード(yellow card )1
特筆すべきは「 敵陣でのパス数 86」でしょう。この数字はブスケツ自身が2018年スタンフォードブリッジでのチェルシー戦で記録した90に次ぐ成績です。
僕はチャンピオンズリーグを、アンカーつまり守備的なミッドフィルダーを中心に視聴することがあります。2019-2020シーズンならば、チアゴ、キミッヒ、カゼミーロ、ロドリ、ファビーニョ、ジョルジーニョ…そして今季もブスケツ!そして第2戦でのホームでのブスケツの活躍に期待しましょう!