EL決勝トーナメント1回戦2ndレグ、アーセナルが延長戦の末オリンピアコスに1-2で敗れ、今季のヨーロッパの舞台から去りました。
その試合について、今後のプレミアリーグでの戦い、4位以内=チャンピオンズリーグ 出場権獲得のためにも振り返っておこうと思いました。
vsオリンピアコスでの攻撃
エジル+セバージョスというコンビ
エジルには、守備的ミッドフィルダーとして使われるセバージョスがセットになるようですね。
前任のエメリ監督も、エジルは単独では使えない…パートナーがいないとって言ってたけど、アルテタもほぼ同じ考えっぽくて、そのパートナーにセバージョスを指名したということでしょうか…
そもそもは10番タイプのセバージョス自身が、納得しているかは不明ですが…本来のポジションより0.5〜1列下がって、守備的MFをしていました。
セバージョスは、その役割できちんと果たしていました。6回もボール奪取をしました。これはダビド・ルイスの7回に次ぐ数字です。
セバージョスは、オリンピアコスの攻撃陣の先を読んで、インターセプトしていました。後半はやや存在感が消えていましたが、貢献度は高かったと思います。
それにくらべて、エジルは、この試合、アイディアが枯渇してしまったのでしょうか?正直、良くなかったですね。(後述するように、実は守備ではちょっと頑張っていたのですが…)
ボール持ちすぎ?!ぺぺ
Pepe v. Olympiakos:
まずはニコラ・ぺぺのスタッツです。
- ドリブル 16
- ドリブル成功 12
- シュート 4
- 決定機を演出するパス 1
- ボールロスト 30😱両チーム中で最悪
- パス成功率 79%😨アーセナルの中で最悪
ニコラは、試合を通じて6.5分間もボールを所持していました。20秒ごとにボールをキープしていたことになるそうです。
しかし、この試合は、アーセナルのポゼッション率は60.6%、その大きな部分をぺぺは担っていたことになります。
しかし、ゴールに迫る決定機は、ポゼッション率39.6%のオリンピアコスと同じでした。
この試合は、勝負に関して、ボールを持っていることは無意味でした…当たり前ですが、ポゼッションは、サッカーのすべてではありません。
ちなみにアーセナルは、クロスボールに関しても、延長も含めた110分間で42本を記録したそうです…しかしわずか1点…
オバメヤンのコメント
延長での決定機を外したことについて、「非常に気分が悪い。どうして起こってしまったのか?どうしてこのチャンスを逃したのかわからない」(意訳/私訳)
vsオリンピアコスでの守備
最も多くタックルをした選手
アーセナルで最も多くタックルした選手が誰でしょうか?
ダビド・ルイス?ムスタフィ?
違います!
なんと!エジルとオバメヤンです。それぞれ3回ずつです。
レノは責められない…
あと、GKレノのミスは…責めても仕方がないでしょう。彼でもそんなことはあります。
オバメヤンもそうですが、彼らは、この試合のミスをなんとも思わせないほどに、今までチームを助けてきました。
アルテタ監督の試合後のコメント
「非常につらい!このコンペティションには多くの希望がありました。それは私たちにとってヨーロッパの舞台に行くことができる重要な道のりであり、勝ちぬこうとチャレンジするだけの非常にすばらしい舞台でした。」(意訳/私訳)
ポジティブにまとめ
この敗退を前向きにとらえれば、疲労を少なくして!怪我のリスクを減らして!プレミアリーグに集中できるということです。CL出場圏内でのフィニッシュを期待したいですね。