字は季権。曹操の重臣中の重臣である夏侯淵の次男。荊州や兗州の刺史を務めました。
演義の夏侯威
物語の後半で登場する。猛将、夏侯淵の次男として蜀軍との戦いに活躍。
司馬懿の抜擢を受けて、兄の夏候覇とともに左右の先鋒を務めました。
遼東で反乱を起こした公孫淵の征伐に赴き、これを破りました。
自分を抜擢してくれた司馬氏によく尽くし、司馬氏による晋の建国後もその一族は繁栄しています。
正史の夏侯威
男気のある爽やかな性格でした。
人相見の朱建平は、四十九歳の災難を越えれば長生きできると予言しました。「明日の朝には五十歳になるから、おれも命を長らえた」と思ったその晩、夏候威は持病を再発させ、予言通り夜半に死んだという。