5分で読める!機動戦士ガンダム第6~10話までのあらすじ(放映日・脚本・演出・絵コンテ・作画監督も)




ガンダム

第6話 ガルマ出撃す

シャアの策略により、ジオンの勢力圏へ誘導されてしまったホワイトベース。

そこにはガルマ率いる航空部隊が待ち受けていた。執拗な波状攻撃を仕掛けるドップの編隊に焦れたリードは、安直にガンダムの出撃を命じるが、アムロは疲弊していた。

そこでアムロの負担を軽減するため、ハヤトはガンダンクでの出撃を提案。ガンタンクでドップを狙撃する作戦に出る。

ところが、高度を下げたホワイトベースにガルマの地上部隊が襲いかかる。小回りが利かないガンタンクに代わり、結局アムロはガンダムで出動するハメに。

地上と上空の巧みな連携で、じわじわと包囲網を狭めていくガルマ。

慣れない地球の重力に戸感うアムロは、思うように戦えないフラストレーションも募り、ついにキレる。

我を失ったアムロの鬼神のような戦いぶりで、かろうじて包囲網を突破するが、戦い疲れたアムロにはクルーのねぎらいの言葉すら届かなくなった。

放映日: 1979年5月12日/脚本:山本優/演出:小鹿英吉/絵コンテ:山崎和男/作画監督:安彦良和

第7話 コア・ファイター脱出せよ

ガルマ率いるジオン正規軍の第一波を凌いだホワイトベースだが、依然、ジオンの勢力圏内で孤立していた。

そんな折り、処遇の決まらない避難民たちの不満がついに爆発してしまう。

身勝手な避難民を尻目に、アムロはコア・ファイターで敵陣を飛び越し、連邦軍本部と連絡を取る方法を提案する。

そのころガルマの基地では、先の戦闘で得られたデータを解析、ガンダムの性能を測っていた。解析結果を見るや、ガルマとシャアは脅威を感じる。

ちょうどその時、ホワイトベースの不審な動きをキャッチ。アムロの思惑を見抜いたシャアはただちに行動を起こし、作戦を阻止する。

間一髪ホワイトベースに生還したアムロは、すぐさまガンダムに換装、空中戦を演じる。

生まれて初めて体験する重力下での戦闘、次第に苛烈になっていくジオンの攻撃、避難民の暴動、作戦の失敗…。明日をも知れぬ生活に、誰もが疲れ切っていた。

放映日:1979年5月19日/ 脚本:荒木芳久/演出:藤原良二/絵コンテ:藤原良ニ作画監督:安彦良和

第8話 戦場は荒野

岩盤に艦底をこすりながらも、グレートキャニオンの谷間を縫うように超低空飛行をつづけるホワイトベース。

地形効果とミノフスキースクリーンを使った絶妙なホワイトベースの操艦の前に、有効な攻撃手段を見いだせないでいたガルマに、シャアは待ち伏せ作戦を献策する。

圧倒的に不利な状況にもはや打つ手なしと思われたとき、避難民が再びブリッジに集結、この先のセント・アンジェで下船させてほしいと懇願する。

避難民の無茶な要求に激昂するリード。だが、このときブライトに妙案が浮かぶ。一時林戦を申し入れて、避難民

を下船。その隙に偽装した輪送機ガンペリーでガンダムを展開しておくというものだ。

休戦の申し入れに疑念を抱くシャアではあったが、ホワイトベース隊は見事な偽造工作によりシャアを出し抜くことに成功。絶望的な包囲網を突破する。

放映日:1979年5月26日/脚本:松崎健一/演出:貞光紳也/絵コンテ:貞光紳也/作画監督:山崎和男

第9話 翔べ!ガンダム

連邦軍の命令により、物資補給もないまま海をめざすホワイトベース。

食事制限などから艦内には苛立ちが充満し、アムロはそんな重い雰囲気に耐えきれず自室に閉じこもる。

やがてガルマが指揮を取るジオン軍に発見され出動命令が下るものの、アムロはそれを拒否。

ブライトは、リュウ、ハヤトをガンタンクで、カイをガンキャノンで発進させる。

その頃、アムロは自室でブライトの拳を受けていた。さらに心を閉ざすアムロだが、「貴様なら、シャアを越えられると思ったのに」というブライトの一言が、アムロを目覚めさせた。

ガンダムで出撃したアムロは、ロケットノズルの逆噴射を利用し、空中戦を展開。思わぬ戦法とシャアの策略もあり、ガルマは勝機を逃す。

戦いの後、ホワイトベースに連邦軍補給艦ミデアが接触。隊隊長のマチルダを見たアムロは、かつてないときめきを感じるのだった。

放映日:1979年6月2日/脚本:星山博之/演出:小鹿英吉/絵コンテ:斧谷稔/作画監督:安彦良和

第10話 ガルマ散る

立場を越えた恋に身を焦がす、デギン・ザビの末子ガルマと、元連邦領ニューヤーク市の前市長エッシェンバッハの娘イセリナ。

ガルマは、ザビ家の誇りと、さらには恋人イセリナとの恋の成就を賭け、ホワイトベース討伐を決意していた。

一方、ホワイトベースは、ジオン軍の執拗な捜索から逃れるべく、雨天野球場にその巨体を隠していた。

ガルマとともにガウに搭乗していたシャアは、いち早くホワイトベースの作戦を看破。

シャアからホワイトベース発見の報を受けたガルマは、それがシャアの謀略とも知らずに移動を開始する………。かくしてシャアの好計に欲ったガルマは、ホワイトベースの全砲門の集中砲火にガウをさらすことになった。

シャアの裏切りに憤りながらも、艦を反転させホワイトへベースに最期の特攻を試みる。散りゆくガルマの脳裏には、イセリナの笑顔が映り、消えていった。

放映日:1979年6月9日/脚本:山本優/演出:藤原良二/絵コンテ:藤原良二/作画監督:安彦良和

参考:別冊宝島662『僕たちの好きなガンダム』など

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