ジェノアのモッタ監督が採用していると言われている、新しいシステム2-7-2について説明してみます。
従来はオーソドックスに、ディフェンス・中盤・フォワードというかたちでした。そして例えば4-4-2とか4-3-3とかにしていました。もちろんピッチを横割りで考えて3分割しています。
しかし、最近は縦割りで、しかもキーパーも含めて2-7-2というかたちがあらわれてきました。セリエAジェノアのチアゴ・モッタ監督が代表的です(ただし本人はあまりその話をしたがらないそうです)。
このシステムのポイントは、既に述べたように、キーパーもフィールドプレーヤーとして数えること、そして縦割り、つまりレーンで考えることです。
中央をGKも含めて7人と厚くし、両サイドに2人ずつです。川勝良一氏によれば、実質的には、コンテ監督による今季のインテルも同じだそうです。
両サイドにはあまり人数を割かず、中央で勝負!攻めの時はボックスの中に人を入れての波状攻撃、守りの時はボックス内で敵にスペースを与えない、そういう戦い方です。
参考:スカパー!オンデマンド19/20イタリアセリエA第17節インテルVSジェノア