FC東京のFWディエゴ・オリヴェイラが2019年Jリーグベストイレブンに選ばれました。
さて、来季2020年に向かって、彼の、フットボーラーとしてのストロングポイントと短所について、復習しておきたいと思います。
強靭なフィジカル=抜群のキープ力
強い!
強靭なフィジカルの持ち主です。そしてその体が強さを活かして、抜群のキープ力を持っています。
タメを作れる!
守備陣やキーパーからのロングパスを、いったんおさめることができる、タメができるフォワードです。そういったプレーの質はJリーグ随一です。
スピードと加速力
加速力!
平均以上の、オフザボール時のランニングのスピードはもちろんですが、特筆すべきは、ディエゴ・おりオリヴェイラの加速力です。
スピードにのって!
初速のスピードだけだなく、グングンと上がっていくスピードは、目を見張るものがものがあります。
ドリブル王
そういったキープ力やスピードに加えて、ドリブルにも長けています。
ドリブル回数 ランキング
optaのデータによると、ドリブル回数はJリーグNo.1です。
ドリブル成功率 ランキング
さらにドリブル成功率は5位です。
ここまでをまとめると、基本的にピッチ内のどこでボールを受けても、違いを生める選手であることは間違いないのです。
オールマイティゆえに…
長所は短所?!
フォワードとして求められる能力を高いレベルで持ってる、そんなオールマイティーな面が、2019年は実は彼の短所として働いてしまいました。
ボールが前線に供給されない試合や、相手に守備を固められる時間が長いと、しびれを切らしてサイド、中央の低い位置にまで下りてきてしまうのです。
敵が最もイヤなこと
もちろんそこでもキープ力や突破力は発揮されるだけに、いいプレーをすることはできます。
しかし、敵からすれば、ボックス内やアタッキングサードでボールを持たれるよりはずっと良いのです。
相手はディエゴに一人、もしくは二人をかわされても、ゴールはまだ遠いのでホッとできます。
FC東京のもったいないポイント
逆にFC東京からすれば、もう一人のFWの永井もスペースに流れる傾向にあるため、ゴール前に人がいない状態となってしまうのです。得点のチャンスを逃してしまうのです。
この点は2019年シーズン中にチーム内で話し合いがもたれ、彼に「ディエゴが一番力を発揮する。点を取れる高い位置で勝負してほしい」と伝えたとのことです。
参考:「エル・ゴラッソ(EL GOLAZO)」など