今さら聞けない?!アタランタってどんなクラブ?②ガスペリーニ監督の戦術は?サパタのプレースタイルは?等々Wiki的に…




サッカー

ペップとは尊敬し合う仲

ジャン・ピエロ・ガスペリーニ
Gian Piero GASPERINI
イタリア
1958
126日生まれ

ユーヴェ下部で指導をスタート。ジェノア第1次政権ではミリートやモッタらを擁し08/095位に。11年夏にはインテル指揮官に抜擢されたがすぐに解任されました。これは有名ですね。

166月アタランタ指揮官に就任。16/17はクラブ史上最高勝ち点 (72) EL出場権を獲得。昨季はクラブ最高位となる3位、伊杯決勝進出そして初のCL出場権を獲得しました。

攻撃第一主義を掲げ、若手の重用と柔軟な選手運用に長けた指導者。 3バックをこよなく愛する信奉者でもあります。

攻守のメカニズムは独特で、トランジション志向が強い独自の戦術を追求しています。いずれにせよ選手にはハイプレスとインテンシティを要求します。このプレースタイルを維持する為に厳しい練習を課します。

11年夏にわずか5試合でインテルを解任されると、そんな監督のつらさを理解するペップが連絡「いっしょにバルセロナで何日間か過ごしませんか?」と提案、これにガスペリーニは非常に感銘を受けたそうです。お互いが戦術家としてリスペクトし合う仲なのです。

コロンビア代表でもエース

ドゥバン・サパタ
Duvan ZAPATA
コロンビア代表
199141
186cm/78kg

屈強な肉体を利してゴールを量産するボンバー。昨季アタランタに加入し、リーグ戦37試合に出場し得点ランク2位の23ゴール(8試合連続14得点!!を含む)。

フィジカルの強さを生かしてボックス内で力強くポジションを取り、コンスタントにゴールを決めました。ポジションの取り方が上達したことで決定力が飛躍的に上がりました。

イメージとしては、インテルのルカクに近いです。速い、強い、上手いの三拍子が揃ったストライカーです。

ぶつかり合いでもスプリント勝負でも傑出したパワーを見せつけるアスリートであり、クラブになくてはならない存在になりました。会長は「5000万ユーロ以下なら売らない」と豪語。

小さな巨人

アレハンドロ・ゴメス
Alejandro GOMEZ
アルゼンチン代表
1988215
165cm/68kg

クラブ躍進を担う小さな巨人で、パプ(おチビちゃん) ”の愛称を持ちます。アタランタ在籍6季目を迎え、常に攻撃を牽引してきた中心。SNSで積極的に発信し、個性的なキャプテンマークを付けることでも有名。 契約は22年までだが、ペルカッシ会長は延長を希望。

守備者を幻惑させるドリブルと発想力豊かなパス&シュートは健在で、先日のラッツィオ戦でアタランタでの公式戦200試合出場を達成しました。

ドリブラーでチームが苦しい時に時間を作ってくれる選手であると同時に、陽気なダンスで盛り上げるムードメーカーでもあり、ピッチ内外でチームに欠かせない存在。

チェルシーも注目のレフティー

ルスラン・マリノフスキ
Ruslan MALINOVSKYL
ウクライナ代表
199354
185cm/65kg

ベルギー王者ヘンクに移籍金約16億円を払って獲得したインサイドハーフ。トップ下とセントラルMFを兼任する、しなやかな左足のアシストマン。スキルと戦術センスを高く評価されています。

ヘンクでの3季で、公式戦135試合に出場して30ゴール32アシストを記録。フィオレンティーナ、サンプドリア、シャルケ、ワトフォードなども狙っていました。クロースやギュンドアンに例えています。

また最近はチェルシーからの関心も寄せられているそうです。

アタランタに愛着を抱く天才肌

ヨシップ・イリチッチ
Josip ILICIC
スロベニア代表
1988129
190cm/79kg

右ハーフスペースからグラウンド全体を見渡すビジョンとキラーパスで一瞬にしてチャンスを作り出す技巧派セカンドトップ。

イリチッチはトップ下もシャドーもこなすことができる上に、縦に強く、フリーランニングの質も高いですから貢献度は非常に高い選手と知られています。

独特の技巧の持ち主で、守備者を一挙に出し抜く突破にも、タイミングが読みにくいシュートにも希少価値。昨季はチームMVP級の働き。エリア前でのプレー選択眼は天才的だが少々気分屋。

すぐ疲れたフリをするためチームメイトから「おばあちゃん」とからかわれるもテクニックはリーグ屈指の一級品です。

本拠地ベルガモに愛着を抱き、一時はナポリ移籍に傾くも、「家族」と評すクラブと契約を更改したことも。

驚異的な運動量を備えた中盤の要

レモ・フロイラー
Remo FREULER
スイス代表
1992415
181cm/77kg

161月にアタランタ加入後、すぐにレギュラーに定着し、その活躍が認められロシアW杯メンバーにも選ばれました。

ゲームを読む能力に優れるインサイドハーフで、オフ・ザ・ボールの動きが素晴らしく、前線と後方の受け渡しを担います。昨季の1試合あたり平均走行距離はリーグ6位でチーム最長。

驚異的な運動量を備えた中軸であり、洞察力を活かしてカバーリングから飛び出しまで、攻守両面に幅広く顔を出します。ほぼ同じタスクをこなすデローンとのコンビは阿吽の呼吸です(226月満了)

197月に挙式。真面目そうなルックス、青い目から、地元メディアからはアイスマンと呼ばれています。

近未来の主将候補

Marten DE ROON 
マルテン・デローン
オランダ代表
1991329
185cm/76kg

かつてイングランドのミドルズブラへ引き抜かれるも、ガスペリーニの要望により1年で買い戻されました(216月満了)

DFらしい鋭い読みで守りを引き締め、強烈なミドルで得点も奪う万能型MF。あるいは、フロイラーとホットラインを形成する中盤に不可欠なボール経由基地。

攻守の切り替えが速く、両局面に関与しつづけ、近未来の主将候補にも挙がるリーダー格です。

アタランタでは CBやウイングバックがどんどん上がるので、空いたスペースを埋めるカバーリングが重要になりますが、デローンとフロイラーはそれを忠実に実践できます。場面ごとのプレーの判断力があるのです。

昨季のCL準々決勝前にオランダ代表の同僚であるDFデリフトから請われ、クリロナ対応策を伝授したそうです。物怖じしないパーソナリティーの強さも魅力で、サポーター人気も高いようです。

参考:『2019-2020欧州蹴球名鑑』文藝春秋、『2019-2020EUROPE SOCCER TODAYシーズン開幕号』日本スポーツ企画出版社、『2019-2020EUROPE SOCCER PRAYERS GUIDE』エス・アイ・ジェイなど

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