今さら聞けない?!堂安律のPSVっていうクラブについて知っておきたい4つのこと




サッカー

フィリップス社の「P」

「PSV(ペー・エス・フェー)」は、バイエル製薬がオーナーであるドイツのバイヤー・レバーグーゼンや、最近であれば清涼飲料水でおなじみレッドブル社のRBライプツィヒなどと並んで、ヨーロッパではあまり多くない企業色の強いクラブです。
PSVは「Philips Sports Vereniging(フィリップスのスポーツ団体)」の頭文字である。フィリップス社といえば、日本でも家電メーカーとして有名ですね。
今から100年以上前の1913年8月5日、フィリップス社はオランダ独立100周年の記念事業の締めくくりとして、PSVの2番目のスポーツ団体としてサッカー部門であるアイントホーフェン・フットボール・クラブを設立しました。

フィリップス社のお膝元

ホームタウンであるアイントホーフェンはオランダ北ブラバント州、ドメル川沿いにある、人口20万人ほどの、オランダ南部を代表する工業都市です。
アイントホーフェンが飛躍したのは、1891年へラルド・フィリップスが電球と電化製品を製造する会社を創業し、以来、フィリップス社のお膝元となってからです。

ユニフォーム&マスコット

ユニフォームは、オランダ語で赤白を意味する「ロート・ヴィッテン」で、創設時から赤と白のストライプのユニフォームを使用しています。赤白はアイントフォーヘン市の旗の色に由来しています。
2006年からマスコットを務めるのは、赤白のユニフォームを着ている狐の「フォクシー」。英語では狐は「fox」だが、フィリップス社の「Ph」を頭につけ「Phoxy」となりました。

フィリップス社からのプレゼント

1928-29シーズン、PSVは当時3強だったゴー・アヘッド、アヤックス、フェイエノールトを破って優勝。するとフィリップス社は、優勝の報酬として900席のコンクリート席を増設しました。
1955-56シーズン、チャンピオンズカップに出場すると、「もっとスタジアムで観戦したい」というファンの要望に応え、フィリップス社は2万2000人が収容できるスタジアムに改修しました。
さらに1970年代には再びスタジアムを2万7000席に改修し、電機メーカーらしく、欧州で最も新しく強い照明を設置しました。
その後、1988年から2003年までのあいだに、スタジアムは様変わり。まずスタジアム名が「フィリップス・スポーツパーク」から現在の「フィリップス・スタディオン (Philips Stadion)」となりました。収容人数もすべて座席の3万6000人収容へと増強されました。
フィリップス社のスタジアムだけあって、照明には強いこだわりがあるスタジアムになっています。
ところで、堂安律のガンバ大阪出身、ガンバといえばパナソニックですから、フィリップスといい、彼は電器メーカーと縁があるのですね。
以上、「今さら聞けない?!堂安律のPSVっていうクラブについて知っておきたい4つのこと」でした。
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