なぜスペイン勢(ラ・リーガ勢)はチャンピオンズリーグやヨーロッパ リーグの舞台で勝てないのでしょうか?正確に言うと「勝ちきれない」のでしょうか?その理由を考えてみます。
この記事を書いている、日本時間2020年2月27日早朝にも、レアル・マドリードがホームでのマンチェスター・シティにショッキングな逆転負けをしてしまいました。
その理由については、僕のような素人にはよくわからない部分が多いのは言うまでもありませんが…
相対的に甘く弱いプレッシング
やはり前線からの、フォワードからのプレッシングが甘いと言うか、弱いのではないでしょうか。
バルサもマドリーもしてないわけではありません。でも、ドイツ勢やイングランド勢に比べると…その証拠に今季2019-2020のCLではブンデスリーガ勢が好調です。
最近のサッカーは、ますます中盤を省略する傾向にあります。最終ラインから、あるいはゴールキーパーからフィード1本で、得点チャンスを作り出します。
それにともなって、アタッカー陣がパスコースを切る!限定する!という基本の重要性がさらに高まっています。
攻撃力は抜群でも失点してしまうと、負けなくても勝ちきれません。特にバルサには当てはまるでしょう。マドリーもラ・リーガでは失点数が少ないかもしれませんが、実際にヨーロッパの舞台ではやられているので…
走り負けている…ガス欠…
最後に、ゲーム終盤での逆転されるのも気になります。フットボーラーのいわゆるアスリート化が強まる中で、ラ・リーガの選手はそうなっていないのではないか?走り負けているのではないか?
まず、以下ののツイートは、バルセロナのナポリ戦でのゲーム開始25分後の走行距離です。もう7キロ近い差が開いています。
さらに、以下に示すのは、CLにおけるバルセロナのポゼッション率(ボール保持率)が、イメージほど高くありませんよってことを裏付けるデータですが、ここで注目したいのは、横軸の「distance covered(走行距離)」です。
ライプツィヒ、バイエルン、ドルトムント、そしてリヴァプール…走ってますね。走り勝ってますね。それに比べてバルセロナは…そしてバレンシア…(レアルマドリードはありませんが…)
さて、今朝のマドリーvsシティでは、セルヒオ・ラモスの、シティ戦終盤での1発レッドカード退場…これはセルヒオ・ラモスが疲労していたがゆえのファウルだと思います。
特に70分過ぎ、どの選手もどのチームにも体力的に厳しい時間帯で疲れますが、スペイン勢は、他のリーグのチームよりも〝ガス欠〟による消耗度が大きいのではないか?
だから前線からのプレスがより甘くなり、ディフェンス陣も無理な守備をしてしまう…
以上です。思いつきのような拙分析を読んでくださってありがとうございました。