守備の基本形というか、安定性やバランスの良さならば、4バックでしょう。
しかし、Jリーグには3バックを採用しているチームもあります。
そこで3バックの長所(メリット)と短所(デメリット)について調べてまとめてみました。
3バックのメリット
例えば、3-4-2-1というフォーメーション。
中盤や前線で1人増えることで、サイドを幅広くカバーできます。
これによって、1トップ2シャドーは、サイドに流れる必要がなく、中央で、敵2人のSBに対して数的優位になれます。
3バックのデメリット
3バックのままでは幅広く守ることが難しい点。
敵に厚くした中盤を突破されると、最終ラインにカバーが必要で、4バックもしくは5バックにしなくてはなりません。
そのカバー役はサイドの選手が担うが、かなりの運動量が必要で負担がとても大きい…
3バックが適しているチーム
3バックは、ポゼッション率が高く中盤でボールをまわせるチーム、リリート(相手にボールを奪われた時に素早く戻り守備陣形を整えられる)を徹底できるチームに向いています。
現日本代表の森保一監督は、サンフレッチェ広島時代、ペトロヴィッチ監督ゆずりの3バック(3-4-2-1)でJ1を制しています。
3バックの天敵になるチーム
3バックは、攻守の切り替えを素早くくり返すチームが苦手です。
第19節でヴィッセル神戸を3-1で粉砕した、チョウキジェ監督率いる湘南ベルマーレのようなチームですね。前へ前へという「湘南スタイル」、あの速く持久力のある走りには4バックで対応すべきでしょう。
参考:サッカーダイジェスト2019.7.11号、『ウイニング・ストーリー』KADOKAWAなど