なるほど そうだったのか!サッカー戦術初心者、コーナーキックについて学ぶ!




サッカー

今回はコーナーキックについて調べてまとめてみました。今までぼーっと観戦していたがコーナーキックの場面にたくさんのドラマがある事がわかり、また週末の楽しみが増えました。

攻め方

キックの狙いどころ

キッカーから近いニアサイドと、遠いファーサイドが狙いどころです。
ニアサイドには、タイミング良く相手の前に入っていける、勇気のある選手を配置します。
一方でファーサイドには、滞空時間が長くなるので、空中での競り合いに強い選手を配置します。

キックの球種

ゴールの方向にむかって曲がるインスイング。味方は軽く触ってコースを変えるだけでゴールが決まる可能性が高くなります。したがって守備側には守りづらいボールの軌道です。
ゴールあるいはゴールキーパーから離れるように曲がるアウトスイング。相手チームのGKの能力が高い時に有効です。そもそもGKは唯一の手を使える存在なので、空中戦では圧倒的に有利です。GKの守備範囲外に蹴るのが有効なのは当然でしょう。
ショートコーナー。ゴール前にボールを放り込む前に蹴る位置を動かすので、敵はポジションを修正せざるを得なくなります。これによってマークが外れやすくなります。

守り方

ゾーン ディフェンス

メリットは、人についていないので、逆に思い切ってボールに対して競り合いに行くことができる点です。
デメリットとしては、相手は相手のタイミングで走り込んでくるので、ボールに合うと、守っている選手よりも先に高い打点でヘディングをされやすいです。

マンツーマン ディフェンス

メリットは、人に密着しているので、キッカーがマークしている選手を狙って蹴ったボールをクリアできる確率は上がる点です。
デメリットは、守る側が均等に配置されないので、フリーのスペースができやすく、そこを敵に使われる危険性があります。

ミックス ディフェンス

このようにマンツーマン ディフェンスとゾーン ディフェンスがありますが、主流はミックス ディフェンス、つまりマンツーマンとゾーンを併用する守り方です。
まず、ゴールエリアをGKの守備範囲として任せ、その外側をディフェンスするのが大前提です。
次に、高いボールが飛んでくる場所、つまりニアポストから中央にかけてに、3〜4人程度、空中戦に強い選手を配置します。
GKの頭を超えたファーサイドの狙われる場合もあるので、ニアサイドにおいて、背の高い、ボールを弾き返す専門の選手を置くこともあります。
なお、ニアポストから中央のエリアを超えていくボールはゴールから遠ざかるか、角度が無くなるため優先度が低いので、まずはニアをしっかり守ります。
そして、ゴールから離れた場所は、マンツーマンで守ります。ゴールまでの距離があるため、それほど身長が高くなくても、相手に体を寄せることができれば大丈夫です。
飛び込んでくる敵にマンツーマンディフェンスをつけるのだとも言えます。

コーナーキック守備の難しさ

ゴールに対して真横からクロスのボールが飛んでくるために、ボールと敵とを同一視野に入れて守るのが難しいですね。

フリーキックとの最大の違い

コーナーキックは、フリーキックとは違い、蹴る場所が2か所しかありません。
 
リスタートの位置が固定されているので、実践的な設定によるトレーニングが可能です。
しっかりとした練習を繰り返せば、その成果が出しやすいプレーと言えます。
 
以上、「サッカー戦術初心者、コーナーキックの極意を学ぶ!」でした。
参考:『サッカー「観戦力」が高まる』東邦出版、『サッカープロフェッショナル超観戦術』カンゼン、『サッカー戦術とは何か?が誰でも簡単に分かるようになる本』マイナビ
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