蜀の五虎将筆頭で演義中、一、二を争う勇将である関羽を祖父に、物語後期の蜀のエースで諸葛亮に絶賛された関興を実父に持つというサラブレッド。
蜀帝・劉禅の親類を妻にし、虎貫中郎将まで官位を昇り詰めるなど、蜀漢朝の期待が高かったことをうかがわせる。
演義の関統
記述なし。
正史の関統
詳しい事蹟は明らかではないが、父の関興がわずか二十歳代で死去したため、急逝その跡を継いだ、とある。
のちに劉禅の娘を娶り、虎責中郎将となった。
関統には子がなかったため、死後、蜀漢朝は関統の異母兄弟の関彝(かんい)に爵位を継がせた。