【三国志 正史と演義の比較】尹大目(いんだいもく)、曹爽の腹心で、司馬懿・司馬師への復讐の炎も、文欽には伝わらず無念の涙【史実との違い】




三国志

演義の尹大目

魏の殿中校尉。司馬認と、権勢を争った大将軍・曹爽、二人の信任が篤かった人物です。

しかし、曹爽の腹心であったことを司馬懿に逆手に取られ、司馬認が曹爽を討つ際には、曹爽を欺く役に選ばれてしまいます。おびき寄せるための書面を届けたのです。

また、司馬一族の専横に反旗を翻した文欽(ぶんきん)とは特に親しくしていました。曹爽の死後、司馬師に仕えました。

文欽と司馬師が対時した際、密かに曹爽の仇討ちを狙っていた尹大目は司馬師の死が近いことを告げ、毌丘倹(かんきゅうけん)と組んで反乱を起こした文欽に協力しようとします。

尹大目は文欽に「降伏を説得する」という名目で司馬師の死期が近いことを文欽に知らせに行ったが、文欽は尹大目の真意に気づきませんでした

文欽が自分に矢を射かけようとするのを見て、悔し泣きしながら引き返したといいます。

正史の尹大目

元は曹氏の奴僕で、常に帝のお側に侍っていたとあります。

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