呂布の配下の将。魏続、侯成らとともに呂布に従い転戦する。
演義の高順
漢陽城の城門前で、侯成とともに曹操に打ちかかるが、典韋に退けられた。
呂布が漢陽を追われると、高順は陳宮とともに呂布の家族を守って逃げのび、呂布を追った。
劉備が留守の徐州攻めにも参加した。
また、袁術の誘いに応じて、劉備を挟撃する。劉備を駆逐したのち、呂布から小沛の守備を任される。
ところが約束の兵糧は来ず、袁術軍の大将の紀霊に催促する始末。
やがて下邳城に追いつめられ、呂布とともに捕らえられた。
高順は曹操に「何かいうことはないか」と聞かれたが返答せず、潔く殺された。
正史の高順
高順は攻撃した相手を必ず陥れるので「陥陣営」というあだ名がついていた。
曹操が小沛の劉備を助けて援軍を送った時、夏侯淵と戦って撃ちやぶったことがある。
呂布に忠義をつくし、常に彼の欠点を戒めた。
しかし呂布は高順を疎んじ、縁つづきの魏続の方を重用した。
部下同士の仲は悪く、呂布の妻が「高順と陳宮は仲が悪いから」といって呂布の留守を危ぶんだという話もある。
