字は子廉。曹操の従弟。
驃騎将軍など歴任。
一族の曹仁とともに曹操の旗揚げ当時から従った猛将。
弓馬にすぐれていて、呂布や衰紹との戦いなど、曹操の初期の頃の戦いにはほとんど参加しており、董卓との戦いで伏兵にあって重傷となった曹操を背負って川を渡るなど、忠義にあつい武将である。
以後兵糧を調達したり遠征の留守を預かるなど常に曹操の補佐にまわった魏の功臣。
演義の曹洪
漢陽の呂布への攻撃で陳宮の策に翻弄された。
官渡の戦いで袁紹の陣に斬りこむなど活躍する一方で、献帝の動向の監視も命じられる。
馬超との戦いで徐晃と防衛を命じられた時には指示に背き曹操に打ち首にされかけたが馬超と韓遂を離間の計にはめる罠で一役かった。
正史の曹洪
曹操と故郷に逃げ帰った時親交のあった揚州刺史の陳温に募兵に協力してもらい曹操軍を補った。
一方で酒宴では曹真の太っているのを王忠らとからかったり、馬超を防いだうれしさで座興がすぎて楊阜に叱られたことがあった。
また裕福にもかかわらずけちな性格で若き曹丕の申しこんだ借金を断って恨まれた。
後に食客の罪に連座する形で逮捕され爵位と領地を削られた。
