東平郡寿張の人。陳留の太守。
曹操による董卓打倒の檄に応じ、連合軍の第六鎮となった。
演義の張邈
袁紹に冀州を乗っ取られ、行き場をなくした韓馥を受け入れる。
陳宮の勧めで、曹操の留守を呂布に襲わせるが、結局は失敗。
袁術を頼って行き、その後は行方不明となる。
正史の張邈
若いときから男伊達で名を売り、袁紹や曹操とも仲が良かった。
とくに袁紹とは「奔走の友」の契りを結んでいる。
成績優秀で、騎都尉から陳留太守に栄転。
反董卓連合軍の一員となるが、明主を鼻にかける袁紹を非難し、殺されそうになる。しかし、曹操に庇われ救われた。
曹操が徐州を攻めた留守をつき、弟の張超が反乱。
彼も陳宮に「呂布を迎えて兗州を手に入れれば、天下をうかがえる」といわれ、その気になった。しかし敗北。
呂布と共に劉備を頼る。
家族は雍丘に残し、弟の張超にまかせた。だが、曹操が雍丘を攻め、三族皆殺しにしてしまう。
袁術のもとへ救援を要請に行く途中、部下に殺された。