典韋 てんい、怪力無双!曹操の親衛隊長【三国志 演義と正史の比較】




三国志

陳留郡の人。八十斤の鉄戟の遣い手。

演義の典韋

陳留太守の張邈の部下だったが、幕下のもの数十人を殺して山に逃れていた。

山中で虎を追っているところで、夏侯惇に出会い、曹操に推挙される。

呂布と戦った時、十数本の我を持って迫り来る敵を蹴散らし、曹操を守りぬいた。

後に、宛城で降伏した張繍が、曹操を裏切った。その時、典韋の力を恐れた張繍は、部下の胡車児を使って彼を酔い潰し、戟を盗ませておいた。

しかし、張繍軍の前に立ちはだかった典韋は、曹操を逃がすために鬼神のような奮迅を見せる。

だが最後は壮絶な戦死を遂げた。

正史の典韋

若い時から男気にあふれていた。

喪邑の劉氏のために、仇の李永の屋敷に乗りこんで殺し、数百人の追手も、ものともしなかった。

牙門の大旗を、片手で持ち上げるほどの力持ち。

曹操の親衛隊長で忠実で、昼も夜も曹操を守って離れず、自分の寝所で休むことは稀だった。大酒飲みの大食漢。

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