今日2019年5月2日木曜日=令和元年2日目、NHK FMラジオで『ガンダム三昧」という特番を聴いていた…
古谷徹氏が出演して、アムロがハロをつぶやくように呼ぶ事について語っていて、それをきっかけにハロについて調べてみたくなった。
製造
ハロはSUN社という玩具メーカーが開発した自立型AI搭載型のペットロボット。劇中に登場するロボットの中で唯一の完全自律型である。
もともとアムロがフラウ・ボゥの誕生日にプレゼントしたもので、サイド7から避難する際にも行動を共にしていた。ホワイトベースに乗艦してからは主にキッカら子供たちの遊び相手だった。
デザイン
球形状のボディに収納式の手足を装備。劇中では手足を使って歩行したり、転がりながら移動している。
機能
単純な会話機能を搭載している。個人を判別して挨拶可能である。
隠された機能
脳波レベルを測定することができる。
その放送回を復習してみよう。
第12話「ジオンの脅威」
何とかジオンの勢力圏から抜け出したホワイトベース。そこに、ドズル中将からガルマの仇討ち・木馬討伐の命を受けたランバ・ラル[1]「青い巨星」と言う異名は劇場版からである。が、新鋭艦ザンジバル[2] … Continue readingと新型MSグフ[3] … Continue readingで攻撃を仕掛ける。その時アムロはイセリナ[4] … Continue readingの幻影を地球の雷の中に見ていた。[5] … Continue reading
ハロは部屋に入るなり病気にかかってしまったアムロの様子を察知。
この病気は、リュウ・ホセイ曹長によれば、命を賭けた戦い、その緊張の連続からかかる精神の病である。症状としては、茫然自失、腑抜けになってしまう。アムロが暗い部屋で、真っ白な瞳で膝を抱える姿が印象的である。
そんなアムロに対してハロは「アムロ、ゲンキ、ナイナ、アムロ」と早速測定を開始した。その際の測定結果は、「アムロ、脳波レベル、オチテル、レベル」と音声で知らせている。アムロに触れることなく測定を行っている。
1年戦争終戦後
宇宙世紀80年代中期もペットロボットとして販売されていた。性能は簡略されているようで、手足はなくギミックは耳をパタパタと開くアクションのみ。口を開くと内部にはテレビモニターとキーボードを内蔵。さらに小物入れとしても使用可能となっている。
こういったのちのハロの劣化した性能が、登場時にはアムロがすでにハロを改造していたという根拠にもなっている。
参考:『別冊宝島662 僕たちの好きなガンダム』(宝島社)、『ガンダムの常識 一年戦争編』(双葉社)など
脚注
↑1 | 「青い巨星」と言う異名は劇場版からである。 |
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↑2 | 長い航続距離と高い攻撃力を兼ね備え、宇宙・地上を問わず運用でき、それに多数のモビルスーツを収容可能なジオン軍の艦船。造船数は少なかった。 |
↑3 | ザクの改良形として開発された新型モビルスーツ。武装・機能ともに地上戦を想定されている。ランバ・ラルの機体が有名だが、もちろんラル専用と言うわけではない。ヒート・ロッドを装備しているおり、ガンダムも苦戦した。 |
↑4 | 父であるエッシェンバッハ元ニューヤーク市長との交際を反対されつつも一途にガルマを想う女性。ガルマの仇討ちを誓ったイセリナは、ガルマの部下ダロタ中尉を従え、亡き恋人の復讐に立ち上がる。ガンダムに対してガウで捨て身の体当たりを敢行。しかし「ガルマ様の仇!」という叫び声を残し力尽きる。この言葉にアムロは強い衝撃を受ける。「僕が仇?」 |
↑5 | ラル「ザクとは違うのだよ、ザクとは」、シャア「坊やだからさ」、ギレン「否、始まりなのだ!」、「ジーク・ジオン!」といった名セリフが満載の回でもある。 |