Jリーグでも世界のサッカーても、ダービーマッチは特別です。長いシーズンの1試合に過ぎないダービーマッチがなぜ重要なのか?考察してみました。
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例えば、先日行われたJ2第37節、2010年9月19日以来の千葉ダービー(千葉から見て13勝12分け14敗)です。
いまのジェフの置かれている状況は(J1参入)プレーオフにもいけず、J3に落ちる可能性もほとんどありません。一方、柏レイソルは少し調子を落としているもののかなりJ1昇格の可能性が高い首位です。
しかし、これが単なる下位のチームと、優勝(昇格)を争うチームとの一戦ではないのです(結果は柏の完勝でしたが)。
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ダービーのパフォーマンスによる与える影響は大きいのです。全く別のものです。その影響を整理してみると、次のようになるでしょう。
今後のチームへの起爆剤
アグレッシブさハードワークを1分1分を切らしてはいけません。その1分1秒で勝負が決まるのがダービーマッチだからです。
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そんな試合での勝敗が、パフォーマンスがその後のチームの浮沈な大きな影響を与えてきた例は毎年あります。
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理由なく否が応でもモチベーションの高まる一戦はいまの状態を好転させる絶好の機会なのです。「ここで勝つことによって自信は取り戻せる」(柏・高橋)。
サポーター・ファンのために
これは改めて言及する必要がないでしょう。前向きな意味で省きます。
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下部組織の子供たちの眼差し
千葉の佐藤勇人選手は12歳からクラブに所属しています。かつて柏より千葉が優位だった頃を知っています。その少年時代からダービーは特別なもので、クラブへの愛を育む源泉になったことでしょう。
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これは世界中のクラブの下部組織で、将来のファーストチーム昇格を夢みる少年たちと同じでしょう。育成の頃からクラブとともにダービーを闘っている気持ちは強いのです。
スポンサーへのアピール
先日スペイン2部のゲームを視聴していたら、胸スポンサーが無いクラブが、チーム名を胸に中国語で書いていました。
放送の実況からの情報によると、中国のスポンサーが欲しいためのアピールだそうです。お金の話は避けられがちですか、欠くべからざるものです。弱いチーム、人気のないクラブにはお金がなく、そのままでは破滅しかありません。
被災者支援という側面
千葉県民にとっては先日の台風19号、その前の台風15号で被災した方々を励ます意味。例によって元気づけるのです。地域に密着したJリーグならではのことでしょう。
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参考:DAZN「千葉vs柏:第37節」、「EL GOLAZO」2245号など