2019年11月にアーセナルを解任されたウナイ・エメリ元監督が最近YouTube上でのインタビューに回答したという記事を「GIVEMESPORT」が紹介していたので、個人的に気になったポイントを意訳してまとめておきます。
崩壊するチームの状況
「私たちは、オーバメヤン、エジル、ラカゼットを共存させ、戦術的に相乗効果がある方法を模索していましたが、結果はまだ得られていませんでした。 」
「(それゆえに)チームはエネルギッシュで積極的にプレーしなければなりませんでした。そして防御において攻撃において堅実に戦う必要がありました。」
「私たちは物事を好転させることができたと思いますが、一方で、クラブ首脳が決断を下し、私が責任を取る必要があることを理解しています。」
英語習得の努力
エメリは、英語という第二言語でのコミュニケーションに最善を尽くしていたと言います。
「英語は、それまでもっと身につける機会がなかったというだけで、英語の基礎がありました。フランスに2年間滞在し、フランス語の習得により熱心でしたから。」
「私がイギリスに着いたとき、私が自分自身に言った最初の言葉は『私は英語を話さなければなりません』でした。」
「そしてクラブは私を助けただけでなく、すべての困難を抱えながらも英語で話すように勧めました。それが私が英語習得の努力をした理由です。 」
「英語でのコミュニケーションのレベルをより高いレベルに引き上げたかったのです。結果が良くない場合は、より英語で質問に答えなければなりません。しかし、結果が悪い場合はそれが問題になる可能性があることを理解しています。メッセージを説明したり伝えたりすることができません。英語によって、壁を打ち破り、改善していくことでしょう。」
エジルを冷遇した理由
「エジルはチームにとって非常に重要な選手です。攻撃に関してエジルが輝くゲームがあります。 」
「しかし、エジルの周りには、彼が居心地の良い選手を見つけなければなりませんでした。」
「また、チームを堅実なものにする必要がありました。そして、少しずつ、攻撃的で、強烈で、優れたプレッシングを備えたチームを構築するとき、 同時に、エジル用のスペースを見つける必要もありました。 」
「競争力のあるチームの編成を見つけようとしましたが、2018-2019シーズンにいったんそれを見つけましたが、時々、何らかの理由によって、最近では強盗未遂事件という彼が抱えていた問題によって、エジルが試合に出られなかった事がありました。 」
「彼は他のプレイヤーをより活かすことができる才能を持っていますが、より積極的なプレスが必要なとき、彼はそのための最高の資質を持っていません。」
ジャカとキャプテン選挙
「ジャカがキャプテンになったのは、監督やコーチあるいはクラブ首脳の決定ではありませんでした。しかし、それが裏目に出た事もありました。」
「彼の選手としての価値と彼がプレーで表現してきた結果によって、ドレスルームのリーダーは自然とグラニト・ジャカになりました。」
「(そのように)彼について私が感じたことを、他の選手たちも感じているかどうかを確かめるため、キャプテンを決める選挙をしました。そして彼らはジャカをキャプテンにしました。」
ラムジー退団の真相
「2018年は、ラムジーの契約の最終年であり、クラブの財政状況は、彼の契約を更新するか否かの決定において重要な要素でした。」
「(ジャック・ウィルシャー)はアーセナルを去りウェストハムという新しい場所を見つけました。ラムジー退団はクラブの決定でした。彼の契約は更新されませんでした。」
新監督アルテタへのメッセージ
「彼はプレミアリーグでずっと仕事をしてきており、ペップ・グアルディオラと仕事をしてきました。」
「(アーセナルが)ミケル・アルテタ(を新しい指揮官にしたこと)は良い決断だと信じています。そして、それが良い決断であることも望んでいます。」