コラシナツは必要か?
現代のサイドバックとは?
現代のサイドバックは、ディフェンスだけでなく、攻撃でもチームを牽引するような活躍が求められます。さらに、ビッグ6のそれとなれば、かなり理想的な形で要求されます。
トレント・アレクサンダー=アーノルド(リヴァプール)や、アーロン・ワン=ビサカ(マンチェスターユナイテッド)はすばらしいレベルでそれを達成しています。
アレクサンダー=アーノルド
特にアレクサンダー=アーノルドは毎試合私たちを驚かせており、2019-2020冬、世界最高のサイドバックと言えるのではないでしょうか。
比較した時のコラシナツ
さて、彼らと比べた場合、アーセナルのセアド・コラシナツはどうでしょうか?少なくとも並び立つ存在とまでは言えなそうです。
コラシナツにもう少し求めたいポイントは、守備に関してでしょう。アーセナルのゴールを彼一人で守っているわけでもありませんし、彼がチームのDFの中で劣っているわけでもありません。
しかし、アレクサンダー=アーノルドやワン=ビサカと比べると、やはり物足りません。アーセナルのSBは、ユナイテッドやリヴァプールのそれに負けてはならないのです。
ムスタフィは必要か?
かつての栄光
かつて「今、彼ほどの経験があるディフェンダーに指導することは何もない」(元イングランド代表イアン・ライト)と言われたシュコドラン・ムスタフィですが、今は「失策の王」(元フランス代表エマニュエル・プティ)という言葉の方が似合うのかもしれません。
高価なDF
アーセナルはドイツ代表20キャップをもつセンターバックを売却することに苦労しています。ウナイ・エメリ元監督は、2019年夏に移籍させたかったようですが、2016年に3500万ポンドを出したDFです、そんなに安い値段でのオファーを受け入れるわけにいきませんでした。移籍は失敗に終わりました。
もちろんアーセナルの守備の弱さをムスタフィ一人の責任にするつもりはありません。しかし、批判の大部分を受け入れなければならないことも事実だと思います。
アルテタ監督には、近い将来、この2人のディフェンダーに対する適切な処置が求められるでしょう。