2005年10月8日、アル・メレイフスタジアムにて、コートジボワールの国民的英雄だったドログバ氏が、スーダンとのアウェー戦に勝利しW杯出場を決めた後に語りました。
内戦で泥沼化した国の人々に向け、ロッカールームから平和を願いを語ったことばがそれです。
後日行われた選挙は流血なく終わり、W杯が開かれた翌年の2007年、内戦は終結しました。
コートジボワールのみなさん、北の人、南の人、中央、そして西の人も。
私たちは今日、コートジボワール国民はどこ出身でも共存できること、W杯本戦出場という同じ目標を持って一緒にプレーできることを証明しました。
みなさんに約束します。この勝利がみなさんを一つにすることを。
今日、ひざまずいて心からお願いします。許しを。許し合ってください。どうか許しを。
アフリカのこの豊かな国が、こんな戦争をしてはいけない。どうか、すべての武器を置いてください!
公正な選挙を実施しましょう。きっと改善されます。みんなで楽しみましょう。
もう銃を撃つのはやめてください。
参考:「BRUTUS」2019.8/15号など