夏侯惇の甥。夏侯尚の兄。糧穀基地・天蕩山の守将
劉備との漢中争奪戦のときには、漢中における魏の糧穀基地である天蕩山を守っていました。
蜀軍に敗れた張郃と弟の夏侯尚を迎え入れました。黄忠率いる蜀軍と戦い、厳顔に討ち取られました。
演義の夏侯徳
夏侯徳は攻め寄せる黄忠を老いぼれと侮っていました。張郃が守備を固めるようにと進言しても、聞き入れません。
韓浩に兵を与えて劉軍に当たらせたが、黄忠に倒されました。
勢いに乗って山上へ向かってくる蜀軍を防ぐため、張郃、夏侯尚が山を下りると火計によって山が炎上。夏侯徳は消火に向かうが、ひそんでいた蜀将・厳顔に放火され、消火に駆けつけるところを斬り落されてしまっています。
正史の夏侯徳
正史にはその存在を示す記述はありません。