韓嵩(かんすう)、曹操と袁紹の対立で許都へ赴いた劉表の幕僚【三国志 演義と正史の比較】




三国志

劉表の幕僚。従事中郎将。

曹操と袁紹の対立が明確になると、どちらにつくべきかを判断するため許都へ赴いた。

劉表は、曹操につくか衰紹につくべきかを詰問し、韓嵩は「曹操がよい」と答えるが、優柔不断の劉表のため許都へ偵察に行くことを命じられたのである。

帰還後、曹操への内通を疑われ、処刑されそうになるが、周囲の弁護で一命を取りとめた。

演義の韓嵩

許都へ赴く前、「献帝から位を賜われば、もう配下ではなくなります」と劉表に断ってから出立した。

許都で献帝から位を賜れば、その時点で自分は劉表の家臣ではなくなるからである。

許都で韓嵩は献帝から侍中の位を授かり、零陵の太守になった。

帰って劉表に子息を朝廷に出仕させることを勧めると劉表は怒り、投獄されるが、出立前の約定があるために一命はとりとめている。曹操の荊州平定の際、救出された。

正史の韓嵩

劉表死後、曹操に恭順するよう、他の家臣とともに促した。

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