曹仁 そうじん、曹操の一族の大将格【三国志 演義と正史の比較】




三国志

曹操の従弟。曹純の兄。魏の大司馬、忠侯。

武芸に通じ猛将として有名。しかし短気で浅慮。

曹操に従って袁術を撃破し河北平定に貢献した。

曹操の命で樊に駐屯して荊州をうかがうと関羽の攻撃を受けて包囲されたが味方の加勢で突破する。

曹丕が即位して四年目に死去した。

演義の曹仁

曹操軍の旗揚げに千人の手勢と参加。

これ以来曹操軍の主力として董卓を追撃し徐州攻略に活躍した。

袁一族の滅亡後はもっぱら荊州方面での軍事活動が多い。だが新野攻略では徐庶に翻弄され、南郡防衛では周瑜の策にはめられて趙雲に横取りされてしまうなど、敗戦が続いた。

例えば、劉備を新野に攻撃した際には徐庶の策に翻弄され「八門金鎖の陣」も破られた。

だが漢中攻めでは夏侯惇と後詰めして平定に貢献している。

呉との和平のために娘が呉の孫匡に嫁いだ。

正史の曹仁

若い頃は手勢と共に淮水や泗水あたりを暴れまわった。

のち河北を平定し壷関を包囲して苦戦をする曹操に「敵に生きる出口を示すべきだ」と進言し降伏に導いた。

武勇ばかりだったが大将に成長すると書物を読み法に厳格になった。

しかしそんな彼だが宮殿の外で許褚に出会った時に座って語ろうとしたところ無視されて恨みに思った。

タイトルとURLをコピーしました