眠れない時の新対処法




食と健康

対処⓪ 眠れる時間は年齢とともに短くなる

理想の睡眠時間と言われる8時間も眠れるのは中学生まで。20代で7時間半程度、40代では7時間弱、60代では6時間でOK。だから電車に遅れちゃうから一刻も早く眠りにつかなければというプレッシャーは、年齢によってはあまり感じなくてよいようです。

対処① 寝付けない時は寝室から出る

寝つけない時、でも横になっているだけでも疲れがとれるからとベッドの上でグダグダ…そのうち眠れれば…ってするのは良くないようです。実は脳がますます覚醒してしまう。それよりは思いきって寝室から出て、自然と眠くなったらベッドに戻る方がよい。もっと恐ろしいのは、ベットの上で眠れない夜を続けていると、パブロフの犬のように寝室=眠れない場所と条件づけられてしまうことだそうです。

元2ちゃんねる管理人のひろゆきこと西村博之氏も、眠れない時は無理に寝ようとしないと言っていました。あれは正しかったのですね。ただし、ひろゆき氏は歳をとると長時間眠れない説を否定していました。40歳を超えた実体験から自分は15時間とか寝れるからです。

対処② 寝酒よりも晩酌を

不眠の時の対処として寝酒は定石です。たしかに寝酒は寝つきは良くなりますが、続けていると浅い睡眠しかできなくなってしまう危険があります。したがって良い寝酒をすることが重要です。晩酌のように、ふとんに入る4時間前までに寝酒をしておくと良いようです。

対処③ 睡眠薬をもっと身近に

睡眠薬の服用には抵抗感を抱く人が多いようです。しかし最近の睡眠薬は安全性が高く正しく使えば全く問題がありません。やめられなくなってしまうというのも誤解で、夜に睡眠薬でしっかり眠れれば、日中の活動が活発になり、心地よい疲労感とともに薬無しで眠れるようになります。ただし入手はドラッグストアではなく、医師に処方してもらった方が安心です。

対処④細切れの睡眠は無意味

井上陽水の歌に「昼寝をすれば夜中に眠れないのはどういう訳だ」(『東へ西へ』)という歌詞がありますが、昼寝や電車内での居眠りは体にあまり良い影響がないようです。たとえ30分でも昼寝をしてしまうと、夜に深い眠りができなくなってしまう。そもそも論として、睡眠はなるべくまとめてとるべきなのだ。

(参考文献:AERA 2016年1/11号)
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