蒋欽 しょうきん、孫策・孫権に仕えた宿将【三国志 演義と正史の比較】




三国志

呉の武将。九江郡寿春の人。孫策に仕えてより孫氏陣営の重要な武官として活躍した。

演義の蒋欽

周泰と長江付近で強盗をしていたが孫策の評判を聞いて手勢三百人と駆けつけた。

曲阿の劉繇攻略をしていた孫策の敵である張英の陣に火をかけて孫策を喜ばせ、周泰と共に車前校尉になった。

後に曹操との戦いでは二番手、赤壁では三番手として戦って勝利した。

しかし南郡の曹仁攻めの時自ら名乗り出て戦い、曹仁に逃げられた時は周瑜の逆鱗にふれ打ち首になるところだった。

その後呂蒙の荊州攻略では関羽を追い詰める一役を担った。

正史の蒋欽

袁術のもとにいた孫策の側仕えとなった。

江東では葛陽県の尉となり五つの県の不服従民を平定した。

討越中郎将に移り合肥の遠征に参加した。

後に都に呼ばれ右護軍となり訴訟の処理を行なった。

あるとき呂蒙とふたりで孫権に学問し知識を身につけるよういわれたが彼が実践した記述はない。

官位は上がっても家族共に質素で倹約に努めていた。また実直で寛大な人柄であった。

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