キングダムの蔡沢
昭王時代に丞相を務め、その後は燕国と関係を深めるなど秦の外交面を司っていた。
また、会談ひとつで合従軍から斉を離脱させ、その影響力の大きさを示した。
呂氏派であったことから、アイ国の反乱後は監視が付いており、今後何かしらの処分が下ると見られる。
史実の蔡沢
生没年?~?
出身国燕
役職 秦の宰相
祭沢は燕の出身。
学問を修め、仕官をしようとしたが、どこの諸侯からも断られてしまう。
そんななか秦の宰相・応侯(おうこう)が人選でミスを重ねていると耳にして、訪ねることにした。
応侯の心を捉えた蔡沢はその推挙により昭王への謁見を許され、昭王の心をも捉える。
客卿(かっけい)から瞬く間に宰相に取り立てられるが、周囲の嫉妬を考慮して、実績を残した時点で病気を理由に職を返上。
それから4代の王のもとで影の外交官の役割を果たした。
参考:『キングダム公式ガイドブック覇道列紀』集英社、双葉社スーパームック『春秋戦国の英傑たち』